CB750K2の塗装してみた!!

わが社では、バイクの塗装もやってますよ!!ってことで1台紹介します。

今回のバイクは旧車です。40年程前の「CB750 K2」です。
この世の中に『ナナハン』って言葉を生み出したCBシリーズのバイクです。お預かりした時に下地のサフェーサーが塗られていたので、綺麗に研いで早速塗装していきます(^^♪

今回塗るのはタンクとサイドカバーです。色は、当時でも珍しい「キャンディゴールド」です。色見本を預かっているんですが、この色もまた難しくて調色するのにだいぶ苦労しました(T_T)同時に裏と表を塗るのは難しいので、まず見えにくい裏側から塗っていきます。まず初めに、キャンディカラーを際立たせるためにベースとして目の細かいシルバーを塗っていきます。

シルバーを塗装したら、次にキャンディゴールドを塗っていきます。基本的にキャンディカラーは色が染まりにくいので、何度も何度も塗り重ねていきます。

徐々に色を重ねていきます。

裏の塗装が終わったらひっくり返して、メインの表側を塗っていきます(^^)/タンクは塗装ハンガーに吊るして塗っていきます。(ベースのシルバーを塗装済み)

 
徐々に色を重ねていきます。
 

タンクの裏もしっかり塗装します。

 

段々色がついてきたので1度見本と照らし合わせて確認してみましょう!


左が見本、右が塗装中!!・・・まだまだ全然ダメでした(T_T)
 
ってことで塗装再開(;´・ω・)塗って乾くの待って、塗って乾くの待っての繰り返し!キャンデイはホント時間がかかるんです(^_^;)

ここでキャンディ塗装の様子を動画でご紹介します
 
ある程度塗り重ねたらまた確認!ん~~~、これぐらいでしょうかね(^_^;)

色が塗り終わったらトップコートクリアを塗って、ツヤッツヤにします。無事にクリアも塗って完成~~~!(^^)!ではなく、1日乾燥させてタンクにラインをいれていきます!

このラインがまた難しいんですわ(^_^;)どこからどこまでが何センチとかしっかり測って、タンクの形は歪んでいるのにラインは左右対称に見えるようにしなくちゃいけない。しかもラインだけで2色に塗り分け(T_T)


そして、詳しい人は解かると思いますが、K0~K1のラインは先が尖っているんですが、
K2~K3はこの画像のように先が丸くなってるそうで・・・本当かどうかは僕も知りません(^_^;)この丸みを作るのもだいぶ苦労しました(;´・ω・)正直・・・先が尖ってるほうが簡単です。

マスキングはこんな感じです。しっかり測って、端から端まで真っすぐかどうか、左右対称かどうか何度も確認して塗装していきます。

この丸みが・・・

まずは黒から!徐々に塗り重ねます。

色が染まったら1度クリアを塗って、乾燥させます。

乾燥し終わったらシルバーのラインを入れるためにマスキングをします。

これも歪みのないように、何度も確認してマスキングします。


マスキングが終わったらいよいよ最後のシルバーの塗装をします。


しっかり色が染まったら、クリアを塗る前にマスキングを剥がします。


この剥がすときが意外と緊張するんですよ(^_^;)


剥がし終わったら、最後の仕上げのクリアを塗って、ようやく塗装終了です(*´▽`*)


あとはよく乾燥させて、綺麗に磨いて全ての工程が終了です!!!


磨きも終わり、無事に完成しました!

 

バイクのパーツ、対象物は小さいですがクルマの塗装と変わらないので時間もかかりますのでご了承ください。

塗装をご希望の方は1度ご相談下さい!

お待ちしておりますm(__)m