アルファードのボディーへの落書きキズを直してみた

こんにちは!
今回はアルファードの左のフェンダーとフロントドアの落書きキズを直してみました。

残念ながら落書きは、たまにあるケースです。
今回の記事では、落書きひとつで修理はこんなにも大変だということが伝わればいいなと思います。

まずは現車を見てみましょう(^^)


これは酷いですね・・・。
思わず絶句してしまいました。
マンションの敷地内でやられてしまったそうです。
他にも同じ敷地内で10件ほどあったそう。
ドアの真ん中には【HAPPY】と書かれているのが分かるでしょうか。
描いている本人達はハッピーだったのかもしれませんが、依頼者はすごく憤慨していました。
この状態では車にも乗りたくなくなってしまいますね。

頑張って綺麗にしていきましょう(^^)/


まずはドアノブとドア下についていたサイドスカートは分解して、全体的に研いで傷の深さを確認していきます。
下地はでていましたが、パテまでは必要ないと判断したのでサフェーサーを傷の深かった部分に入れていきます。

車の塗装の修理は基本的にはフェンダー丸ごと1枚、ドア丸ごと1枚といったパネルごとの修理になります。
何故かというと傷の部分だけの塗装だと、元の塗装と新たに直した塗装の境目が分かってしまい綺麗な修理にはならないからです。

パネルごとの塗装であれば、傷はどこにあったかもわからず、直していない元の塗装の部位とも色が合わせやすくなります。

下地が完成したら、いよいよ塗っていきます。
塗装と言ってもメーカーの色をそのまま塗れば直るわけでもなく、
メーカーの色を基準に現車に合わせた色を調色していきます。
簡単に思われがちですが、ミリ単位の調節が必要なこの作業は本当に骨が折れる作業です。

カラーベースを塗った後少し乾燥させて、クリアーを塗って乾燥させて、
完全に乾燥ができたら磨きを少しして完成です(^_-)-☆

綺麗になりましたね(^^)/
今回は分解組付け作業はドアノブとサイドスカートでしたが、場所や車種によっては多く分解しなきゃいけない所もあります。
キズの深さによってはパテも必要になるかもしれません。
工程が増えれば増える程、高くなります。
鈑金塗装は簡単に修理とはいかないものです(ーー゛)

犯人が見つからないケースや自分の子どものイタズラの場合、車両保険か自費修理の選択になると思います。
今回は自費修理でした。落書きされたのに自費修理は本当に痛いですよね。
このような事例が出てこないことを祈ります。

小ダメージ、大ダメージ、カスタム等、愛車を綺麗にしたい、直したい方は一度ご連絡をください!!

お待ちしております<m(__)m>